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ご挨拶

看護大学学長 西間三馨
学長 西間三馨

看護師・保健師として希望に満ちた未来をひらく


医療の高度化や少子高齢化が進み、看護職者の社会的役割も大きく変化しています。福岡女学院は、キリスト教に基づく女子高等教育を実践し続けて129年、長い伝統と実績を背景に、独立行政法人国立病院機構福岡東医療センターと連携し、2008年4月に福岡女学院看護大学を開学しました。全国で初めての私立大学と国立病院機構との結びつきです。2014年3月で3期299人を世に送り出しました。それぞれ希望の優良病院に就職し、看護を通し新たな人生に踏み出しています。開学から年をおうごとに、多くの優秀な学生を迎えることができており、心から感謝しています。県内全国立病院機構、大学病院をはじめ、提携いただいている多くの優れた病院の協力のもと、ヒューマンケアリングをキーワードとした、豊かな人間愛と実践力を持つ看護職者を世に送り出すべく、きめ細かで温かな教育体制が整いつつあり、各方面から大きな期待が寄せられている大学です。


<略歴>

九州大学医学部卒業、医学博士。国立療養所南福岡病院(現国立病院機構福岡病院)の院長(21年間)を歴任。現在 同名誉院長。これまで日本小児アレルギー学会理事長、日本アレルギー学会理事長、国立重症心身障害協議会会長、国立小児医療協議会会長等を務めた。第21回「人事院総裁賞」個人部門受賞。平成23年度環境保全功労者として環境省から表彰、平成25年 Outstanding Clinician Award を WAO(世界アレルギー機構)から受ける。2000年には画期的な「小児気管支喘息治療・管理ガイドライン」ならびに2007年「アレルギー疾患診断・治療ガイドライン」を学会より発刊し、顕著な治療効果をもたらす。アレルギー、小児医療、疫学に関する論文、ガイドライン、講演等多数。現在、厚生労働省、環境省、文部科学省の委員、委員長、部会長等、数多く兼務。


<主な研究業績・研究活動>

「小児気管支喘息治療・管理ガイドライン2000,2002,2005,2008,2012」「食物アレルギー診療ガイドライン2005」「アレルギー総合ガイドライン2013」「心身症診断・治療ガイドライン2002」「病弱教育Q&A-病弱教育の視点からの医学事典-」「重症心身障害児(者)看護ガイドライン2009」「家族 と専門医が一緒に作った小児ぜんそくハンドブック2012」

看護大学学部長 前田三枝子
学部長 前田三枝子

キリスト教の愛の精神に基づくヒューマンケアリング実践者の育成をめざす

 

看護の対象である人々を全人的にとらえ、心をこめたケアを行うことで看護職者自らも成長する“ヒューマンケアリング”。本学では、このヒューマンケアリングを実践し得る看護職者を育成するために、看護職者が習得すべき3つの能力、すなわちHEART(あたたかな心)、HEAD(冷静な頭脳)、HAND(行動に移す手)をバランスよく学びます。不確実な混沌とした現代社会においても、SMILE(笑顔)とHOPE(希望)を忘れず、“凛とした”看護の高貴さを追求する看護職者を育てることを私たちの使命としています。


<略歴>

日本バプテスト看護専門学校卒業後テキサス女子大学留学。保健科学部看護学科卒業(理学士)。テキサス州看護師免許取得。筑波大学大学院修士課程卒業(体育学修士)。日本バプテスト看護専門学校教務部長、総合病院日本バプテスト病院看護部長を経て、飯田女子短期大学助教授、群馬大学医学部保健学科基礎看護学助教授、群馬大学医学部附属病院院長補佐・看護部長、関西看護医療大学教授・学科長を歴任。2012年本学学部長に就任し現在に至る。


<専門分野:「基礎看護学 看護管理学」>

社会が求める看護とは何かを明らかにし、よりよい看護サービスを組織的に提供するために、人的・物的・財的・情報的資源を効果的かつ効率的にマネージメントする手法を追究する。変革理論、リーダーシップ・マネージメント、組織論、動機づけなどの理論をもとに、目標管理、人材育成、集団コミュニケーションなどについて教授する。本学が目指す看護実践の基礎理論としてのヒューマンケアリング論や看護学の発展分野の一つである災害看護学についても教授する。ストレスマネージメントや看護におけるコミュニーション能力開発の研究を行っている。


<主な研究業績・研究活動>

「看護管理のトラブル解決法」(メジカルフレンド社,1998年)、「中高年有職女性の更年期症状とストレス認知および行動特性との関連―看護職員を対象として」(筑波大学体育研究科研究論文集第22巻,2000年)、「医療変革期におけるリラクセーション外来の意義」(看護学雑誌Vol169,No1,p38~39,2005年)、「新しい外来看護をデザインする」(看護技術Vol.54,No.5,2008年)、「がん患者の苦痛緩和のためのコミュニケーション」(看護技術Vol.52,No.12,2006年)