大会名 【第3位!】
2009(平成21)年度 第59回九州地区大学体育大会【九州インカレ】36校出場

全体の勝ち上がり表はこちらから
持ち味の”切れのある1on1”と”粘り強いディフェンス”・・・『切れと粘り』
本学のバスケットがかなりできました。完成まであと一息!。
日時 チーム名 勝敗 得点 - 得点 勝敗 対戦相手
2009/7/3(金) 2回戦からの登場 不戦勝
福岡女学院大学 20 - 0 佐賀大学
不戦勝
2009/7/4(土)11:30 3回戦 勝てばベスト8
福岡女学院大学 85 - 58 近畿大学九州短期大学
第1Q. 27 - 11 第1Q.
第2Q. 21 - 16 第2Q.
第3Q. 20 - 16 第3Q.
第4Q. 17 - 15 第4Q.
ナイスゲーム

ベスト8
[準々決勝進出]
戦評 会場
今年度新チームとなり決して本調子といえなかった3月〜5月の公式戦。

船越(心理3)CAPを中心に5月中旬から6月まで選手の”0”からの出発、”意識改革”で練習に取り組んできました。今大会の九州インカレはこの1ヶ月半の取り組みの成果の確認、そして秋の九州2部リーグ(兼全日本インカレ予選)に繋げる大会として内容重視で挑みました。

■今大会2回戦からの登場の本学

2回戦を不戦勝とし、3回戦緒戦の相手は近畿大学九州短期大学。4月の県リーグ2部での対戦では、勝利はするものの本学の試合展開ではありませんでした。

試合開始序盤。まずは出だし。心配は入りませんでした。スタメン5人、最初から自信溢れる強気のプレー。第1Qから今シーズン一番といってもいい足の軽さ、軽快なパスワーク、そして本学売りの粘り強いディフェンスで失点をせず、得点をはなしていきます。

いつもであればどこかで本学の得点がとまり、連続失点してしまう時間帯がありますがこの日は違います。40分間集中していました。完勝というまではいかないのかもしれませんが、圧倒的な強さでベスト8(準々決勝)進出を決めました。ベンチ入りフルメンバーが試合に出場し、誰がよかったということもできないくらい、どこからでも点が取れて、安心して最後まで見れるナイスゲームでした。
九州共立大学体育館
Bコート
第2試合
2009/7/4(土)16:00 準々決勝 勝てばベスト4
福岡女学院大学 80 - 62 九州共立大学
第1Q. 20 - 10 第1Q.
第2Q. 21 - 21 第2Q.
第3Q. ** - ** 第3Q.
第4Q. ** - ** 第4Q.
自信となったゲーム

ベスト4
[準決勝進出]
戦評 会場
準々決勝の相手は九州共立大学。強豪です。しかし試合開始早々、本学はこの1ヶ月半の練習で自信を取り戻したことを証明するかのように、相手のゴールに向かいます。ディフェンスも相手の思うとおりにパスをまわさせず、プレッシャーがしっかりかかっています。1人だけのプレッシャーではなく、5人全員がひとときもサボることなく、集中したディフェンスを仕掛けています。これは勢いというよりも、この1ヶ月半で選手1人1人が週数回という短い練習で獲得した自信からくるプレー、という感じでした。ボールに対する集中力、ボールへの執着心が、これまでの試合がウソなくらいありました。

前半の貯金をしっかり守りました。さすがに高校時代のすばらしい選手がそろう相手に点をあけることはできませんでしたが、点を縮められることもありませんでした。少しずつですがこのような試合運びができるようになってきているのも、さらに自信になったゲームでした。最終日までの勝ち残りとなり、ベスト4【準決勝】進出です。
九州共立大学体育館
Aコート
第5試合
2009/7/5(日)10:00 準決勝 勝てば決勝進出
福岡女学院大学 58 - 68 西南女学院大学
第1Q. 15 - 17 第1Q.
第2Q. 15 - 9 第2Q.
第3Q. ** - ** 第3Q.
第4Q. ** - ** 第4Q.
この夏、もうひと頑張り!

コンタクトで負けない

目指せ!
2部優勝
戦評 会場
2年ぶりに準決勝にコマを進めた本学。やはりここまでくると技術・フィジカル(コンタクト)ともにレベルの高い大学が揃っています。これにもおくすることなく、本学の専売特許である『粘り強くしっかり守るディフェンス』がこの試合でも力を発揮します。●#7_PG阿刀(子ども3)のタイミングの良い飛び出しからのインターセプト、●#16_C松田(子ども2)の確実なリバウンド、●#14_SG溝田(現代文化2)の確率の良いシュート、●#6_佐藤(現代文化4)の切れのある1on1。●#15_PG宮野(子ども2)の相手のスキをついた軽快なプレーなど、チームが一体となって相手を圧倒します。第1Qを15−17。第2Qに入り7分間を得点力のある相手をフリースローの1点で抑えたディフェンスは継続力・集中力のある時間帯で収穫となりました。この第2Q残り3分の段階で25−18と7点差をつけます。しかしここから残り3分を5−8と相手が追い上げ、前半を30−26と4点リードで折り返しました。この前半最後の流れが続いたか、第3Qに入り、シュートの確率が良くなった相手に連続得点を許します。なんとかついていくも第4Qに入りじわりじわりと10点以上の差がつき始めます。残り数分で積極果敢なディフェンスで最後は10点差までにしましたが及びませんでした。前半互角以上に戦えていた(前半26失点)だけに、後半は42失点はもったいないゲームとなりましたが、よく健闘した試合でした。粘り強いディフェンスからの速攻、練習の成果がいくつも見られた試合でした。 九州共立大学体育館
Aコート
第1試合
■総評

今年度新チームとなり、3月の長崎での公式戦でも熊本大学に苦杯をなめ、4月の県リーグ(2部)でも2部優勝を果たすも納得の試合運びができず、その後の入れ替え戦も福岡教育大学にほとんどいいところがなく敗れ、5月の春季選手権では新鋭の東海大学九州キャンパスに足もとをすくわれ、結果が出ずこの3ヶ月間苦しい時期でしたね。

今大会はこれらを吹き飛ばし、夏の強化練習、秋の全日本インカレ予選に繋がるステップアップとなった成績・内容となりました。本学が理想とするゲーム展開に近づいた試合ができたと思います。

どの学校のゲームを見ていても40分間のうち”全て集中できる”チームは少ないように思います。どんなに強い大学でも、得点がとまる時間帯、連続失点してしまう時間帯が必ずあります。これをいかに直ちに修正し、5人が一つのボールに集中しなおし、その時間帯をいかに小さくできるか。今大会は何を次のプレーで行わなければならないのか、先を読むプレーが出て、かなり意識し集中できた試合でした。

今回、高校時代のすばらしい選手がそろう相手2大学(九州共立大学・西南女学院大学)にいい試合ができた、健闘した、良かったね、って言ってしまいそうですが、そのレベルで終わってしまってはいけませんね 
f(^y^;)。

この夏の鍛錬次第、本学の選手の意識次第では、これらの強豪と言われる相手に充分勝てるところまで到達できる!!!と感じさせる試合でしたね。ここからが次へのチャレンジへのまたスタートですね。周囲も「女学院、けっこうやるな。あなどれない」と思ったのではないでしょうか。

やはり本学の鍛えなおすところは、ディフェンスにしろオフェンスにしろ”相手とのコンタクトに強くなる”、”掴んだボールは離さないボールハンドリング”といったベーシックな部分だと思います。秋に向け、この夏、本学以上に相手も練習を重ねてくるでしょう(熊さんのゾーンはかなり精度があがっていました)。その倍の練習量と練習の質(選手同士で考えて、互いに妥協を許さない練習)で全日本の切符を掴んでほしいと思います。

なにはともあれ、36大学出場の大会での納得の第3位。おめでとう!!!。