さて、突発的に意味のわからないタイトルです。

Namikoさんが紹介したとおり、一昨日から弦楽合奏部は「何もないところから音を生み出す」という目標を掲げ、歌の練習をしています。
曲名は「魔法の教科書☆」。弦楽合奏部のオリジナルです。曲は至って普通ですが、問題は歌詞。
「ti」・「ta」・「tu」・「pa」・「la」・「li」・「pi」・「Ah」から構成されている無意味な物。・・・それだけに、まるで魔女が呪文を唱えている様に似ているのです(笑)。なぜこんな歌詞になったのかと言いますと、歌詞に意味が付いてしまうと、音よりも歌詞を優先してしまう人が多くなるからです。以前、私が出会った海外の演奏家から「日本人は音よりも歌詞を優先する習性があり、楽譜の音を蔑ろにしている。」と言われたことがありました。私はその演奏家の言うことにかなり共感しており、この曲を書いたとき、「練習用だから立派な歌詞は要らないね」と思ったのです。

で、ここ数日弦楽合奏部は何もないところから音を生み出すべく、楽器を手放しております。
去年の8月にそれらしき事をブログで掲載した記憶があるのですが、バイオリン・ビオラ・チェロ・コントラバスの弦楽器は楽器の中でもかなり気難しい楽器で、ピアノやフルートのようにある場所を押さえれば必ず「ド」がでる「ミ」が出るとかいうという簡単なものではありまん。
個人の長年の経験と音感が音を出すという恐ろしい楽器なのです・・・。それ故に、いい加減な音感で弦楽器に触れると大変な事が起こるのです。

ものすごい話ですが、私たち弦楽合奏部はたくさんのイベントに出るために去年はあっちへこっちへ行って回ったので、音感を極める練習なんかろくにしていません。
・・・しかし、このまま放置するわけにも行きません。それぞれが勝手な音感で演奏されたら、音楽になりませんし、「弦楽合奏部」っていう団体じゃなくなります。

と、いうわけで本日まで寂しいですが、弦楽器を極めるのではなく個人を極めております。元部長としては、この経過をどこかで発表すべきではないかと考えておりますが、現部長のMizukiさんに任せておりますので。

歌の経過ですが、音を取れてきている部員が少しずつ現れてきています。・・・高望みをするようですが、音符一つ一つの音が性格であればいいなと思いますね。
そういうわけで、本日も個人を高めにいってきます♪